第64回全日本学生賞典障害飛越競技大会
第57回全日本学生賞典馬場馬術競技大会
第57回全日本学生賞典総合馬術競技大会
今年は3年ぶりにJRA馬事公苑を離れ、兵庫県三木ホースランドパークにて開催されました。
全国より予選を勝ち抜いた各地区より(北日本6大学、関東14大学、中部6大学、関西10大学、中四国4大学、九州3大学)43大学の精鋭人馬が出場致しました。
第64回全日本学生賞典障害飛越競技大会【11月1日・2日】
全国大学対校15大学が団体枠で出場、個人枠出場も含め94人馬が第1回走行を致しました。
我が立命館大学からは団体枠、高島選手・翔如号、湯澤選手・龍冥号、山下選手・龍珠号、菱田選手・龍綾号、個人枠、美谷脇選手・龍咲号の5人馬が出場致しました。
団体戦は上位3人馬による成績で順位が決まるため、初日の減点を最小限度に抑え二日目の走行に繋げたいところ、山下選手・龍珠号が予想外の失権をするという結果となり、選手の緊張もあり高島選手・翔如号20、湯澤選手・龍冥号22、菱田選手・龍綾号24、合計減点66で初日は暫定順位8位でした。
第2回走行では入賞を目指し減点を減らすべく走行致しましたが湯澤選手・龍冥号が失権となり高島・翔如9、菱田選手17と健闘致しましたが総減点592で団体成績結果10位となりました。
個人枠出場の美谷脇選手・龍咲号は馬の調子も良く順調な走行をしていましたが最終障害飛越後、落馬により失権となました。団体での入賞は出来ませんでしたが高島選手・翔如号が個人成績で19位入賞
菱田選手・龍綾号が31位となりました。
57回全日本学生賞典馬場馬術競技大会【11月3日・4日】
今年度は団体(3人馬出場)としての出場大学は6大学(慶応・日獣・明治・日大・立命大・京産大)となっており個人出場を含め42人馬が出場、初日の団体戦と二日目個人決勝出場上位10人馬をかけ激しい戦いを致しました。高島選手・龍踊号、澤島選手・龍駿号、丹羽選手・龍舞号の3人馬により、団体戦並びに決勝進出をかけて戦いました。
高島選手・龍踊号は準備運動においても順調な仕上がりを見せ、十分に決勝に臨めるものと考えていましたが、競技場において龍踊号の気難しいところが出て点数が伸びず個人総得点964で31位、澤島選手・龍駿号は落ち着いた演技と馬のリズムも良く個人総得点1053.5で13位、丹羽選手・龍舞号は馬の調整が難しく、また練習量も十分に出来ないという万全な状態で臨むことが出来ませんでしたが、持ち前の明るさと特訓により、個人総得点1077を獲得予選順位7位で決勝進出を致しました。
団体戦では僅差で3位入賞をのがし団体4位という結果となりました。丹羽選手・龍舞号は決勝キュアにおいて、1回生ながら強豪人馬の中を良く健闘し、最終成績6位入賞を獲得致しました。来年度のさらなる活躍を多いに期待したいものです。
第57回全日本学生賞典総合馬術競技大会【11月4日・5日】
4日には調教審査(総合馬場馬術競技)5日にはクロスカントリー(野外騎乗)と余力審査(障害)が行われました。調教審査には68人馬が出場し、高島選手・龍輝号、湯澤選手・アラモアナ号の2人馬が出場いたしました。高島選手・龍輝号は調教審査において馬場減点59.2、湯澤選手・アラモアナ号も62.6と2人馬共に好位置につけ、二日目のクロスカントリーに臨みました。
2人馬共に人馬の調子も良く、順調に野外を走行いたしましたが走行間において残念ながら落馬失権となりました。馴致や講習を積み重ねてきただけに、大変残念な結果となりました。
全日本学生3種目競技の総合結果は前年同様7位入賞ということになりました。
全体を通して今年度の成績結果は障害・総合においては、馬の能力に選手がついていけていない状況であり、選手の基礎的訓練を早急に見直すと共に更なる技術力の向上を図りたいと思います。
また、来年度に向けた馬匹の充実と調整を行い、3種目での団体枠獲得に向けた人馬の育成を致したく存じます。
来年度の全日本学生はJRA馬事公苑での開催となります、また全日本学生選手権は北海道での開催が決定いたしております。我が馬術部より多くの選手が出場し、日頃の練習結果を残してくれることを期待致したいと存じます。地元開催ということもあり、朝早くから多くのOB・OGの皆様並びに関係者の方々が応援に駈け付けて下さり、この場を借りて心より御礼申し上げます。
今後とも立命館大学体育会馬術部に対し、ご支援ご協力をお願い申し上げ2014年度全日本学生の報告とさせて頂きます。
以上
立命館大学体育会馬術部
監督 吉田和正