第57回 関西学生賞典総合馬術大会
第39回 関西学生複合馬術大会
日 時/平成26年7月5日(土)・6日(日)
場 所/兵庫県三木市・三木ホースランドパーク
関西学生賞典総合馬術大会(全日本学生総合予選)
我が馬術部からは高島選手・龍輝号、湯澤選手・アラモアナ号(4回生)、山下選手・龍晴号(2回生)の3人馬が出場致しました。全日本学生出場17枠を目指し26人馬が二日間馬場(調教審査)、障害(余力審査)、クロスカントリー(耐久審査)の3種目で競います。
初日、馬場(調教審査)では、高島選手・龍輝号が1位で通過、湯澤選手アラモアナ号が 4位と上位で通過、山下選手・龍晴号は残念ながら馬のリズムが掴めず25位でスタート。
午後からは障害(余力審査)がおこなわれ高島選手・龍輝号が1落下の減点4、湯澤選手アラモアナ号は3落下で減点12、山下選手・龍晴号は1拒止とタイム減点がありトータル減点23で初日を終了致しました。
二日目は、クロスカントリー(耐久審査)がおこなわれました。
全長2,800m、規程タイム5分57秒、分速470m/min、障害数17、(22飛越)
というコース走行です。今回は全日本学生総合の本戦を視野に入れたコース設定とのことで今までの大会中では全長、障害共に非常に難易度の高コースとなっていました。
走行結果は高島選手・龍輝号が1拒止とタイム減点があり減点60、湯澤選手・アラモアナ号はタイム減点28.8、山下選手・龍晴号は健闘致しましたが10番障害で失権となりました。
二日間総合トータル個人成績では、高島選手・龍輝号が11位・湯澤選手・アラモアナ号が15位、山下選手・龍晴号が18位となり、団体成績では第4位という結果となりました。
全日本学生総合出場権は高島選手・龍輝号、湯澤選手・アラモアナ号の2人馬が枠内に入り出場が確定しました。山下選手・龍晴号については現時点においては次点候補人馬となります。山下選手・龍晴号については、この大会が人馬共に初めての出場でもあり結果としては来年度に繋げる大きな一歩と評価をしています。総合競技は人馬共に経験と馴致が重要であり2回の三木での講習会参加は大いに役立ったと実感しています。
全日本学生大会までには少し期間があるため、再度本番に向けた馴致訓練をしたいと考えております。
複合馬術大会
複合競技(馬場・障害)には、美谷脇選手・龍咲号(3回生)菱田選手・龍綾号(1回生)
の2名がエントリーいたしました。
馬場馬術競技Aと障害飛越競技Bには森選手・龍克号(2回生)が出場いたしました。
美谷脇選手・龍咲号については馬の破行があり、急遽出場を取り止め2週先にある全日本障害予選出場のため、今回は無理をせず大事を取りました。
複合競技については菱田選手・龍綾号の1頭のみの出場となりましたが良く健闘し、馬場においては3位、障害でも3位に付け、複合競技個人第3位入賞、団体総合成績第6位を獲得いたしました。来年度は人馬共に総合出場を目標に調整し、上位入賞を期待します。
森選手・龍克号は春学のリベンジでもあり、また障害では短い調教期間ながら無事完走できたことは、選手にとって次の競技会へ向けた大きなステップアップになったものと思います。更なる技術力の向上を求めたいと思います。
龍輝号・アラモアナ号2頭の総合馬については、これまでの長年の馴致や競技会での経験を積んだ結果が選手の経験不足を補い、全日本学生総合出場という結果に繋がってくれたものと考えております。龍晴号においても、今回の出場を足掛かりとして、次の1頭を目指すとともに団体出場権利獲得に向けより一層の調教を進めたいと考えております。
大会当日、OB並びに関係者の皆様には遠路応援に駈け付けて頂き心より厚くお礼申し上げます。有り難うございました。
最後になりましたがクロカンのフェンスジャッジのため早朝より協力頂いた藤室OBに感謝すると共に三日間を通して部員をご指導頂きましたJRA篠宮招聘コーチに部員一同より厚くお礼申し上げ報告といたします。
馬術部監督 吉田 和正