女子選手権 宇賀神沙夜選手(2回生)6位入賞【シード権獲得】
全日本学生馬術選手権大会・全日本学生馬術女子選手権大会は全国6地区(北日本、関東、中部、関西、中国・四国、九州)から予選を勝ち抜いた選抜選手32名(前年度ベスト8の選手を含め)により1回戦、2回戦、準決勝、決勝を設け貸与馬(関東の馬術部より提供される馬匹)による馬場馬術、障害飛越のトーナメント形式でおこなわれる個人競技です。
我が馬術部からは選手権大会に稲川、下谷田、萩原(各3回生)の3名、女子選手権大会に光橋(3回生)、宇賀神(2回生)、高島(1回生)の3名が関西地区の予選を勝ち抜き、本戦が行われる東京馬事公苑に集結し大会に臨みました。
1回戦・2回戦は馬場馬術競技により32名を1ブロック4名からなるブロックに分け、各ブロック上位2名が勝ち進んでいきます。特に選手権大会では貸与馬のため選手は決められた時間内にその馬の癖を把握し、他の選手よりも高得点を得るか、また前段の選手が如何に演技をしているかを注視し、自分が騎乗する際に活かすことが出来るかなどが審査ポイントとなります。
2日目の準決勝からは1日目を勝ち進んだ選手8名による馬場馬術と障害飛越(2頭乗り)の両競技による合計得点で競われることになります。馬場・障害両方における高い技術力が求められます。
大会当日は両日ともに晴天に恵まれ、早朝より競技会がおこなわれました。
1回戦、馬場馬術競技では圧倒的に関東勢が勝ち進み、辛うじて宇賀神選手1名のみが2回戦に進出いたしました。2回戦では宇賀神選手がブロックトップで勝ち進み、2日目準決勝へと駒を進めることが出来ました。
2日目準決勝では馬場、障害の両競技で戦います。馬場馬術競技では残念ながらミスをしてしまいブロック4位、障害での挽回に期待がかかります。
障害では減点8でブロック1位でしたが馬場におけるミスを補いきれず結果、6位入賞となりました。(来年度シード権獲得)
今大会においては、日頃における自馬での競技会に対する取り組みと、選手権における貸与馬での取り組みの対策が各選手不十分であったと考えております。
来年度においては、今年度の失敗を繰り返すことなく十分な対策を図りたく存じます。決勝での我が馬術部選手達の活躍を観て頂くことが出来ず誠に申し訳なく今回の悔しさをバネに、来年度は是非決勝に進出し表彰台に立ってもらいたいと思います。
最後になりましたが、応援に来て頂きました皆様には心よりお礼を申し上げます。
尚、この大会をもって本年度全日本学生馬術連盟主催の競技会は全て終了となります。
馬術部監督 吉田 和正