競技会場/三木ホースランドパーク
実施日時/7月19日(日)20日(月祝)
出場選手/澤島 雅(4回生) 美谷脇 舞子(4回生) 森 美佐(3回生)
7月19日(日) 部班運動
各選手が別のブロックに分かれて出場。各人とも癖のある馬匹を無難に乗りこなし、3選手とも順調に勝ち上がり、翌日の本線に駒を進めた。
7月20日(月祝) 準々決勝 馬場馬術課目2000
12選手が3名・4ブロックに分かれて、ブロックごと同一馬匹に騎乗し得点を競い、各ブロックから1名が準決勝に進んだ。澤島・美谷脇・森の各選手は貸与馬に苦慮しながらも健闘した結果、美谷脇選手が見事トップの高得点で勝ち上がった。
森選手:
全体に良好に乗りこなしていて、トップとは得点差程の差はないと感じたが、各演技項目の正確性や図形・地点のズレ等があり、一部は経路違反と判断されたりした。細部への配慮を徹底して、演技としての馬場馬術を目指して欲しい。
澤島選手:
良好な演技も全体的に前進気勢不足で、特に駈歩で速足に落ちる等のミスがあった。前日の馬場馬術でも推進面に課題があったので、騎乗姿勢を含め再確認をして本人のレベルアップを図って欲しい。
美谷脇:
本人が苦手と言う馬場馬術で、しかも癖のある馬匹を無難に乗りこなしていた。各運動を丁寧に実施しながらも、全体をスムーズにまとめたことが高得点につながったと思われる。
◎この時点で準決勝に勝ち上がった4名は全日本学生選手権への出場が決定した。4位以下については、各グループのトップとの差が小さな者から上位となり、結果、澤島選手が5位に入った。また、全日本学生選手権の出場枠は5名で、澤島選手の出場も同時に確定した。
準決勝 馬場馬術課目2000・障害飛越基準表A(H-90,W-110以下)
4名が2グループに分かれ馬場と障害で対戦。美谷脇選手は関西学院大学の白井選手と競い合った。馬場ではハミ受けが難しい馬匹を隅角等を上手く使い、馬を丸めての演技が出来た結果、15.5ポイントの差をつけて障害に進んだ。障害では美谷脇選手の総減点が10.0に対して白井選手は⒍5となり、馬場のリードを守って見事決勝に進出した。
決勝 障害飛越基準表A(H-100,W-120以下)
決勝の相手はここまで順調に勝ち上がってきた、京都産業大学の川上選手で、昨日の馬場馬術個人優勝の勢いに乗っての決勝。美谷脇選手も勝ち上がりながら、いい流れで決勝を迎えた。結果は美谷脇選手が総減点22.5に対して、川上選手は障害減点10点のみに抑えた。優勝に一歩及ばず準優勝となった同選手だったけれども、各種目ともに諦めずに丁寧に騎乗した点が目についた。今大会を通じての活躍も、このような成長の証だと思う。
◎各3選手ともに持てる力量は遺憾なく発揮したと思う。ただ、まだまだ各選手で課題は
あるので、さらなるレベルアップを図るために、今一度基礎訓練も含め騎乗スタイル等
を見直して貰いたい。ひとつ壁を越えることで、各競技力も必ずアップするでしょう。
最後に、全日本選手権に出場する美谷脇・澤島両選手は9月の本戦ではさらに上位を目
指してください。
コーチ 阿部憲二