第63回全日本学生賞典障害飛越競技大会
宇賀神沙夜選手・龍珠号 個人14位
第56回全日本学生賞典馬場馬術競技大会
宇賀神沙夜選手・龍舞号 個人5位入賞
高 島 香選手・龍踊号 個人7位入賞
団体3位入賞
第56回全日本学生賞典総合馬術競技大会
宇賀神沙夜選手・龍綾号 個人31位
平成25年度全日本学生馬術大会3種目総合
団体7位入賞
北日本地区 | 5大学 | 障害11頭 | 馬場1頭 | 総合7頭 |
関東地区 | 17大学 | 障害41頭 | 馬場20頭 | 総合30頭 |
中部地区 | 7大学 | 障害14頭 | 馬場3頭 | 総合7頭 |
関西地区 | 9大学 | 障害25頭 | 馬場11頭 | 総合18頭 |
中・四国地区 | 2大学 | 障害1頭 | 馬場2頭 | 総合2頭 |
九州地区 | 4大学 | 障害3頭 | 馬場2頭 | 総合3頭 |
6地区 | 44大学 | 障害95頭 | 馬場39頭 | 総合67頭 |
障害飛越競技(2回走行)74頭出場
障害飛越競技については最後まで出場馬匹を選ぶことに悩みました。
予選大会では龍冥号と龍珠号ともにクリアーしていましたが龍冥号は昨年度、下谷田選手が出場し残念ながら最終トリプル障害で失権となっています。龍珠号はまだ試合経験が少なく調教途中でもあり能力は十分ありますが、どちらを取るかで相当に悩んだ結果、龍珠号で出場することにいたしました。第1日目、東京国体の障害を使用とのことで経験のない馬匹にとっては障害を見るのではと懸念いたしましたが、1落下、タイム減点2、総減点6で飛越し上位を狙える結果で終了いたしました。
第2日目、水郷障害までは完璧な飛越をしていましたが、その後乗り手との僅かにタイミングが合わずに2落下し総減点9、2日間のトータル15で結果、14位となりました。
今回の障害飛越競技出場並びに結果を分析し、龍珠号の能力並びに調教が順調であることまた、来年度の障害飛越競技戦力として十分に活躍してくれる目途が立ったことは大きな収穫となりました。あとは、人馬共に競技会での馴致を重ねることで、これからの競技会においてはさらに安定した飛越状況が作れると考えております。
馬場馬術競技 43頭出場
今年度は強豪馬匹が揃っているため入賞については、出場全頭が最大の力を発揮すること、また選手のミスを最小限に抑えるかを選手たちの課題とし、決勝に2頭を何としても残ることを目標に競技会に臨みました。団体戦については予選競技の得点で決まるため1点でも多く獲得する演技を選手一人ひとりが心がけました。明治大学とは僅差で3位となりましたが全員が最高の演技をいたし宇賀神選手5位、高島選手9位、澤島選手21位結果、アウエーでの競技においても団体3位入賞を獲得いたしました。予選競技において2名共に60%をオーバーする得点をだし決勝進出、10頭のうち9頭の得点率が60%越えというハイレベルな戦いとなりました。
決勝戦では日本大学が4頭、立命館大学が2頭、日本獣医生命科学大学・青山学院大学・法政大学・明治大学の各1頭が残り、個人順位を争うことになりました。
我が立命館大学の馬匹のみが内国産馬で他大学は全て外国産馬であり苦しい戦いとなりましたが個人上位入賞を目指して演技を致しました。
決勝競技はキュアーでおこなわれ決勝得点は技術点、芸術点の合計得点率で争われ、個々の演技に音楽を付け、規定課目をそれぞれに構成し審査されます。
宇賀神・高島選手共に決勝戦においても良い緊張感を保ち素晴らしい演技をいたし、高島選手は二つ順位を上げ創部以来個人最高となる順位を共に残してくれました。
総合馬術競技 64頭出場
調教審査・耐久審査・余力審査と2日間をかけて競技会が行われました。
総合馬場は残念ながら1頭での出場となりました。龍綾号は大変パワーのある馬匹で調教審査、耐久審査(クロスカントリー)共に馬が出すぎるため十分な結果が出せず、余力審査では何とか乗りこなし2落で総合競技を完走いたしました。64頭出場で余力審査に残ったのが36頭と大変ハードな競技となり結果は31位となりましたが後輩のためにも、また来年度のためにも完走するという宇賀神選手の強い意志で龍綾号もそれに答えて2日間を頑張ってくれました。
障害・馬場・総合の3種目総合
馬場での団体得点と個人得点及び障害・総合の個人得点の獲得により、出場大学44校の内で第7位入賞という結果となりました。
団体得点が馬場馬術競技のみという不利な条件のもとで、さらには今年度は昨年度に主力選手が多く抜け戦力の低下が懸念されましたが、全員馬術で乗り切ることをスローガンに競技会を戦ってきた結果、昨年以上の戦績が残せたことは全員の技術力並びに馬匹の能力が確実に底上げ出来ていることを改めて感じると共に、部員・選手個々の取り組みに対する熱意の高さを再確認致しました。
来年度は全日本学生が関西の三木ホースランドパークにて開催されることが決定致しました。地の利を活かして人馬の講習及び馴致訓練に力を入れ、さらに選手の技術力を上げるとともに団体・個人ともに今年以上の結果を残すべく日頃の練習を致したいと考えております。
今回の全日本学生においても多くのご支援、ご協力並びにご観戦を頂き本当に有り難うございました。大学当局並びに関係者の方々には常日頃よりご指導・ご協力を賜り心より厚く御礼を申し上げます。このような結果が残せましたのも皆々様のお陰と感謝申し上げ、全日本学生馬術大会の報告とさせて頂きます。有り難うございました。
馬術部監督 吉田 和正