第61回全日本学生賞典障害飛越競技大会
団体8位
個人7位・20位入賞
第54回全日本学生賞典馬場馬術競技大会
団体3位
個人決勝8位・9位入賞
第54回全日本学生賞典総合馬術競技大会
団体3位
個人4位入賞
全日本学生馬術大会3種目総合
団体5位
全国82校より各地区の予選を勝ち進んだ49校・150名の選手が、ここ三木ホースランドパークに集り、6日間にわたる大学対抗戦の火蓋が切られました。例年は東京馬事公苑での大会でしたが36年ぶりの地方大会となります。
初日は障害飛越競技(二回走行)の第1走目が行われました。18校が団体を組み、個人併せ96名が障害飛越競技に臨みます。我が校からは稲川、下谷 田、萩原、宇賀神の4選手が第1日目にトライ、前日でのFS(試走)においては、人馬共に順調な仕上がり状態のため団体・個人共に入賞が期待されました。 しかしながら、各人が入賞を意識しすぎ走行ミスが続き上位3頭の減点が42点となり団体暫定第7位で1日目が終了致しました。
2日目では、減点を最小限に抑えるべく走行をいたしましたが初日の減点がひびき結果、団体成績8位となりました。個人では萩原選手が1日目減点5、 2日目減点4トータル減点9で7位、宇賀神選手も2日目に挽回し1日目減点12、2日目減点4トータル減点16で20位となり25位までの個人入賞圏内に 入ることが出来ました。
馬場馬術競技におきましては、初日での障害飛越競技入賞を逃した悔しさもあり、部員一同引き締めて競技会に臨みました。宇賀神、萩原、下谷田の 3選手が団体枠として、稲川選手が個人枠で出場、7団体、45名が予選競技に決勝(10頭)進出をかけ熱い戦いをいたしました。萩原選手・龍伯号が 健闘し、宇賀神選手・龍牙号も強豪人馬のなか良く経路をこなし結果、団体成績3位入賞をいたしました。また、2日目の決勝自由演技競技に関西から唯一 立命館大学1校が出場、萩原選手5位、下谷田選手9位の2人馬が決勝に駒を進めることになりました。強豪校、明治大学4頭、日本大学2頭、早稲田大学、専 修大学が各1頭で決勝戦を行い、結果、個人成績で萩原選手・龍伯号、8位、下谷田選手・龍舞号9位となり団体入賞に大きく貢献いたしました。
総合馬術競技では、団体11校、個人総数68人馬による戦いとなります。
我が校からは、稲川選手・龍駿号、下谷田選手・龍綾号、萩原選手・龍伯号の3選手が1日目、調教審査、2日目、耐久審査・余力審査に臨みま した。団体で障害競技8位、馬場馬術競技3位、となっていることもあり、三種目競技入賞を狙いにいくことにいたしました。萩原選手・龍伯号につい ては馬場馬術競技決勝進出もあり、馬の疲労度も鑑み、耐久審査までであえて失権をさせることにいたし、団体枠を維持する作戦をとりました。
結果として、このことが功を奏し、耐久審査で強豪、日本大学、明治大学が3頭の内2頭が失権となる番狂わせがおこり、結果、耐久審査の完走人馬が24頭、失権が40頭、減点0は1頭のみという今までにないハードな結果となりました。
そのような難コースにもかかわらず下谷田選手・龍綾号がタイム減点7.6で完走、稲川選手・龍駿号は2反抗減点106.0で無事完走いたしました。
最終競技において下谷田選手・龍綾号が調教、耐久審査と順調に来ているため余力審査の結果次第で個人入賞が多いに期待できる位置に付けました。全員 が固唾を呑むなか余力審査の走行がいよいよ始まりました。全人馬共に疲労がピークに達している状況のなかを障害減点0、タイム減点1、で無事走行し、調 教・耐久・余力の総減点78.2をマーク、個人第4位入賞、そして馬場馬術競技に続き、総合競技団体3位入賞を手中に収めることができました。
三種目総合の成績につきましては、
優勝 日本大学
2位 明治大学
3位 関西大学
4位 早稲田大学
5位 立命館大学
6位 専修大学
7位 関西学院大学
8位 立教大学
となり、例年関東勢が名前を連ねるところ、関西学生馬術連盟校より3大学が入賞するという結果となりました。
今回の全日本学生馬術大会におきまして馬術部創部来の念願でありました、全日本学生 馬術競技大会に上位入賞をするということが現実のものとなりました。
私事ですが、全日本学生のパンフレットを見るとき、特に京都の4大学において入賞大学名が掲載されていないのは残念ながら我が馬術部だけでしたが、今回素晴らしい部員達 そして名馬達の頑張りにより正に新しい1ページが開くことができました。(来年度のパンフレットが楽しみです。)
このような結果が残せましたことは馬術部先輩諸氏達が創られてきた永い歴史のお陰であることは言う迄もありません。これからは、この1ページを大切にいたし、今後も継続できるように致したいと存じます。
最後になりましたが総合競技でお手伝いを頂きました、新川・藤室OBには厚く感謝申し上げます。また、お忙しいなかを会場まで応援に掛け付けて頂き ました彦坂部長始め、馬術部関係者・OBの皆様、そして連日お泊りで夜は私の話し相手をして戴きました田島OBには、この場を借りてお礼を申し上げま す。ありがとうございました。
馬術部監督 吉田和正
※ 掲載写真の一部は、清水さんからご提供頂いております。