第62回全日本学生賞典障害飛越競技大会
萩原理裕選手(ブライトタイム号) 個人準優勝 団体6位入賞
第55回全日本学生賞典馬場馬術競技大会
萩原理裕選手(龍伯号) 個人10位入賞 団体4位
第55回全日本学生賞典総合馬術競技大会
下谷田駿選手(龍綾号) 個人12位入賞 団体7位
平成24年度全日本学生馬術大会3種目総合
団体5位入賞
全日本学生馬術大会2012がJRA東京馬事公苑において、11月3日(土)~7日(水)まで開催されました。
北日本地区 6大学 障害12頭 馬場 3頭 総合 9頭
関東地区 16大学 障害39頭 馬場18頭 総合24頭
中部地区 9大学 障害13頭 馬場 3頭 総合 9頭
関西地区 9大学 障害26頭 馬場11頭 総合19頭
中・四国地区 4大学 障害 2頭 馬場 3頭 総合 2頭
九州地区 5大学 障害 3頭 馬場 3頭 総合 4頭
6地区 49大学 障害95頭 馬場41頭 総合67頭
上記各地区の厳しい予選を勝ち抜いた精鋭人馬により障害飛越競技・馬場馬術競技・総合馬術競技の3種目で熱い戦いがおこなわれました。
第62回全日本学生賞典障害飛越競技大会【3日・4日】
障害飛越競技では、宇賀神選手・翔如号、下谷田選手・龍冥号、萩原選手・ブライトタイム号、稲川選手・ブランシュエール号の4人馬が臨みました。
第1回走行 宇賀神選手・翔如号、減点16下谷田選手・龍冥号 減点500、萩原選手・ブライトタイム号 減点0、稲川選手・ブランシュエール号 減点18 団体総減点34
第2回走行 宇賀神選手・翔如号 減点20、下谷田選手・龍冥号 減点500、萩原選手・ブライトタイム号 減点4、稲川選手・ブランシュエール号 減点17 団体総減点41
第1回・第2回走行団体総減点75となり結果、団体6位入賞(前年8位)となりました。
障害においては準備段階より全頭順調な仕上がりであったことから各人馬とも上位入賞を狙っていただけに残念な結果となりました。萩原選手・ブライトタイム号は初日の第1回走行において減点0の選手が5頭のみという難コースに残り、第2回走行では個人優勝を賭けて走行いたしました。水壕障害から垂直障害に向かう際にミスが出て結果、1落下で
準優勝となりました。下谷田選手・龍冥号は新馬ながら順調な調整により期待いたしましたが最終障害トリプルにおいて2日間ともに失権という結果となり改めて新馬の難しさを痛感いたしました。萩原選手・ブライトタイム号の頑張りにより、障害において今年は前年度よりも成績を上げる結果となりました
第55回全日本学生賞典馬場馬術競技大会【5日・6日】
馬場馬術競技では、宇賀神選手・龍駿号、萩原選手・龍伯号、下谷田選手・龍舞号、高島選手・龍踊号(個人)の4人馬が臨みました。前年度は団体3位入賞ということもあり、決勝進出に3頭を期待いたしましたが、各人馬ともにプレッシャーによるミスが目立つことになり萩原選手・龍伯号のみが決勝に残るという結果となりました。
萩原選手・龍伯号 6位、下谷田選手・龍舞号13位、宇賀神選手・龍駿号18位、
高島選手・龍踊号 30位 団体4位(前年3位)
個人決勝において上位入賞を目指し演技をいたしましたが、萩原選手・龍伯号は残念ながら10位入賞となりました。
第55回全日本学生賞典総合馬術競技大会【6日・7日】
総合競技では、光橋選手・アラモアナ号、下谷田選手・龍綾号、宇賀神選手・龍駿号の
3人馬が臨みました。(稲川選手・龍輝号 棄権)
調教審査:光橋選手・アラモアナ号 馬場減点65.6、下谷田選手・龍綾号 馬場減点71.9、
宇賀神選手・龍駿号 馬場減点56.1、暫定団体5位
耐久審査:光橋選手・アラモアナ号 減点38.4、下谷田選手・龍綾号 減点4.8、
宇賀神選手・龍駿号 減点21.2
余力審査:光橋選手・アラモアナ号 失権、下谷田選手・龍綾号 減点0、
宇賀神選手・龍駿号 失権
減点合計:光橋選手・アラモアナ号 1000、下谷田選手・龍綾号 76.7、(12位入賞)
宇賀神選手・龍駿号 1000 団体総減点2076.7 第7位(前年3位)
調教・耐久・余力ともに各人馬のミスが最後まで尾を引くこととなり、総合競技においては全人馬悔いの残る結果となりました。特に龍輝号のフレグモーネによる棄権は団体戦において余裕を欠く要素となり選手たちの焦りにも繋がることになりました。
結果、3種目総合においては前年と同じく5位入賞となりました。
(総 括)
今大会においては、障害飛越競技で団体・個人ともに念願であった結果を残すことが出来ました。しかしながら、馬場馬術競技・総合馬術競技においては残念ながら前年度以上の結果を残すことができませんでした。馬場馬術競技においては審判員の主観的要素が大きく今後の課題として規定演技、自由演技の構成等における取り組み並びに選手のレベルアップを重要課題として図りたいと考えております。
総合馬術競技は、より一層の人馬の馴到を図ると共に、日頃からの馬匹管理に重点を置き
定期的に総合競技のための人馬育成カリキュラムを作成し、レベルアップを図りたいと思います。
最後になりましたが、多くの馬術部OB・OG並びに関係各位の皆様に全日本学生出場に際し、多大なる寄付やご支援を賜り心より厚くお礼を申し上げます。
今回の成績が皆様方の思いと同じであったかはさて置き、出場選手一人ひとりの思いは託された馬匹の能力を最大限に発揮するべく、そして母校の名誉を背負いそれぞれの競技に臨み、果敢に挑戦してくれました。競技を観戦頂いた皆様には、選手達の姿に感動をしていただけたことと存じます。表彰式では選手とOBの皆様と一緒に写真に納まる様子は何よりも監督として成し得たいことでした。選手達に改めて感謝の拍手を贈りたいと思います。そして、競技会全日程を応援してくれた田島OB、総合競技では監督代行として耐久・余力と奔走してくれた阿部OBには、この場を借りてお礼を申し上げます。
観戦頂いた皆様の名前を載せさせて頂き選手一同からのお礼とさせて頂きます。
山崎有恒部長、山崎善輝様、大北武様、野上杏一様、上山晃一様、藤崎芳利様、
田島良三様、阿部憲二様、宇野基裕様、光島彰良様、新川光臣様、石田亨太朗様
部員御父兄様(飽くまで、私が御目にかかれた皆さまです、もし気付かずに観戦の方がおられましたらお許し下さい。)
尚、2012年12月3日(月)グリーンチャンネル(BS234)で障害飛越競技が録画放映(無料視聴)される予定ですので是非ご覧下さい。
以 上
立命館大学体育会馬術部
監督 吉 田 和 正