第46回全関西学生馬術大会(日本馬術連盟公認☆)
第42回関西学生新人馬術大会
主 催/関西学生馬術連盟
後 援/兵庫県馬術連盟 大阪府馬術連盟 朝日新聞社 三木ホースランドパーク
期 日/平成23年5月3日(火)~5月5日(木)
会 場/三木ホースランドパーク
種 目/
Lクラス障害飛越競技A 立命館大学Aチーム 団体優勝
宇賀神沙夜(翔如号)個人優勝
複合馬術競技 萩原理裕(ブライトタイム号)優勝
新人馬場馬術競技 高島 香(龍舞号) 優勝
団体総合 準優勝
5月3日~5日まで行われました春学の結果を報告させていただきます。
東日本地区OBの皆様に明るい結果を報告させて頂きたいと、部員一同頑張ってまいりました。写真もできるだけ撮りましたので是非ご覧下さい。
競技会結果報告 5月3日(一日目)
学生賞典馬場馬術競技(出場7大学・19頭)
我が馬術部からは5人馬が出場、7月に行われる全日本学生予選に向けての前哨戦でもあり各大学の仕上がり状況が気になるところです。出場大学ともに人馬の仕上がりが完全といえる状態でなく全体的にミスが目立つ状況でした。結果としては上位10頭までに4頭が入ることが出来ましたが、得点率が各人馬共に低く予選までに早急に再調整を図る必要があります。
選手名 | 馬 匹 | 最終得点 | 最終得点率 | 順 位 |
萩原 理裕 | 龍 伯 | 626.0 | 57.962% | 準優勝 |
下谷田 駿 | 龍 舞 | 613.0 | 56.759% | 3位 |
大内 悠紀 | 龍 牙 | 598.0 | 55.370% | 7位 |
稲川 慧海 | 龍 駿 | 598.0 | 55.370% | 7位 |
西園 翔太 | 龍 鈴 | 516.0 | 47.777% | 19位 |
Lクラス障害飛越競技A(出場9大学17チーム、個人2・68頭)
全関西学生馬術大会(春学)のメイン競技でもあり、唯一の団体戦といえるこの競技に おいて各馬術部が大学の栄誉をかけ団体並びに個人タイトルを目指し総力戦で臨みチーム上位3名の成績により争われます。特にここ数年は関西大学が圧勝しており、我が馬術としては創部以来何としても欲しいタイトルの1つでもあります。過去においては団体6位(前年度)が最高成績です。今年は、5人馬で挑戦し、稲川慧海・ブラッシュエール、萩原理裕・ブライトタイム、宇賀神沙夜・翔如が何れも減点0でゴールし念願の団体優勝をもたらしてくれました。また、宇賀神沙夜・翔如が走行タイムで個人優勝を獲得いたしました。団体・個人同時優勝は初めてとなります。
【団体上位3名】
大学名・チーム名 | 総減点 | 総タイム | 団体順位 |
立命館大学Aチーム | 0 | 183.47 | 優勝 |
【個 人】
選手名 | 馬 匹 | 減点 | タイム | 順位 |
宇賀神 沙夜 | 翔 如 | 0 | 55.36 | 優勝 |
萩原 理裕 | ブライトタイム | 0 | 63.22 | 5位 |
稲川 慧海 | ブラッシュエール | 0 | 64.89 | 10位 |
大内 悠紀 | 龍 凛 | 16 | 85.60 | - |
西園 翔太 | アラモアナ | E | - |
複合馬術競技《障害飛越》(出場7大学・32頭)
この競技においては、3人馬が出場いたしました。特に障害において上位15頭のみが 決勝の馬場馬術競技に進むことができるため、半数の人馬が予選障害において篩いにかけられます。結果、障害において8頭が減点0、で予選を通過というハイレベルな戦いとなりました。萩原理裕・龍伯が障害減点0、走行タイム77.36で予選障害を通過、2日目複合馬術競技《馬場馬術》に進出いたしました。落ち着いた演技を見せ、馬場減点58.4、総減点58.4で優勝いたしました。
選手名 | 馬 匹 | 障害減点 | 走行タイム | 馬場減点 | 総減点 | 順位 |
萩原 理裕 | 龍 伯 | 0 | 77.36 | 58.4 | 58.4 | 優勝 |
下谷田 駿 | 龍 綾 | 8 | 予選落ち | |||
宇賀神沙夜 | 龍 凛 | 8 | 予選落ち |
5月4日(二日目)
新人馬場馬術競技(出場9大学・41人馬)
昨年度は、新人馬場・障害において個人並びに団体優勝をいたしましたが、今年は残念ながらメンバーが揃わず団体を組むことができませんでした。
石嶺政行(3回生)、高島香(1回生)の2名が出場し個人入賞をかけての出場となりました。初日の馬場馬術競技において高島香・龍舞が他大学を抑えて個人優勝致しました。
選手名 | 馬 匹 | 最終得点 | 最終得点率 | 順 位 |
高島 香 | 龍 舞 | 301.5 | 59.117% | 優勝 |
石嶺 政行 | 龍 鈴 | 268.5 | 52.647% | 15位 |
Mクラス障害飛越競技D(出場10大学・32頭)
新馬、龍凛号の初めてのメジャーデビュー競技となり、大内悠紀(2回生)の緊張感が人馬共に伝わってきます。結果は残念ながら障害反抗により失権となりました。今後の調教ならびに方向性に課題を残すこととなりましたが7才馬でもあり、じっくりと時間をかけて一から進めたいと思います。また乗り手の技術力も含め今回のことを参考にして今後の 競技会に活かしてもらいたいものです。
選手名 | 馬 匹 | 減 点 |
大内 悠紀 | 龍 凛 | E |
Mクラス障害飛越競技C(出場6大学・20頭)
このクラスの障害からは各大学の出場人馬も絞られてきます。我が馬術部からは明日に 行われるMクラス障害B【公認競技】に向けての調整競技として、下谷田駿・龍綾、 萩原理裕・ブライトタイムの2人馬が出場いたしました。萩原理裕・ブライトタイムが 1落下の減点4、下谷田駿・龍綾が2落下の減点8となり結果としては障害落下となりましたが馬の状況は悪くなく明日へ期待できるものと思われます。
選手名 | 馬 匹 | 減点 | タイム | 順位 |
萩原 理裕 | ブライトタイム | 4 | 59.09 | 9位 |
下谷田 駿 | 龍 綾 | 8 | 63.87 | 17位 |
5月5日(三日目)
Mクラス障害飛越競技BⅠ《認定競技種目》(出場5大学・19頭)
7月に行われます全日本学生障害予選に向けての競技種目でもあり、今年は団体入賞を図るべく宇賀神沙夜(2回生)・翔如、萩原理裕・ブライトタイム、下谷田駿・龍綾の3人馬がエントリーをいたしました。宇賀神沙夜・翔如は前月の月例大会において優勝をしているため期待をいたしましたが、障害間において人馬の息が合わず4落下減点16となり残念ながらジャンプオフに残ることが出来ませんでした。また下谷田駿・龍綾においては公式 競技会において始めての高さ130cm―幅150㎝の障害チャレンジであることなどから 4落下タイム減点1総減点17ということで、先ずはゴールすることが今回の目標であるためまずまずの結果となりました。萩原理裕・ブライトタイムは前日の調整を活かし減点0でジャンプオフに進出、慎重にコースを回りましたが最終障害を落とし残念ながら4位という結果となりました。
このクラスにおいて取り敢えず3人馬が完走することができ、全日本学生において団体を組める可能性が出来ました。後は各人馬の減点を如何に無くすか、夏学までに人馬の調整を図りたいと思います。
選手名 | 馬 匹 | 減点 | タイム | JO減点 | JOタイム | 順位 |
萩原 理裕 | ブライトタイム | 0 | 64.89 | 4 | 47.31 | 4位 |
宇賀神沙夜 | 翔 如 | 16 | 67.68 | 12位 | ||
下谷田 駿 | 龍 綾 | 8 | 74.76 |
13位 |
Lクラス障害飛越競技B(出場10大学・38頭)
この競技は主に新馬並びに初心者を対象とした競技で今回は光橋栄佳・龍彗がエントリー致しました。準備馬場においては馬の調子も良く順調な仕上がり状態でしたが第1障害で拒否、タイム減点がひびき結果13減点で29位となりました。
選手名 | 馬 匹 | 減点 | 順位 |
光橋 栄佳 | 龍 彗 | 13 | 29位 |
新人障害飛越競技(出場10大学・44人馬)
3日間の最終競技、石嶺政行・アラモアナ、高島 香・龍駿、何れも減点0でジャンプオフに進出いたしましたが経験不足もあり障害間の誘導ミスが出るなど確実に優勝圏内にいただけに入賞はいたしましたが悔しい結果となりました。今回の悔しい思いを次の大会で晴らしてもらいたいと願っております。
選手名 | 馬 匹 | 減点 | JO | 順位 |
石嶺 政行 | アラモアナ | 0 | 6位 | |
高島 香 | 龍 駿 | 0 | 10位 |
第46回全関西学生馬術大会 団体総合成績
大学名 | 合計得点 | 順位 |
関西大学 | 92 | 優勝 |
立命館大学 | 38 | 準優勝 |
関西学院大学 | 35 | 3位 |
今回の春学においては、各競技種目において各人が目標としきた事に少なからず近づけたのではないかと感じております。これからは先ずは夏学(全日本学生予選)に向けた調整に入りたいと思います。課題は多くありますが少数の部員達で全員の協力と団結により生まれた結果に感謝いたし、人馬共に全員無事に競技会を終了できましたことをもって報告とさせていただきます。
最後になりましたが連休の中、遠路より観戦に来て頂きました関係者の皆様に 心よりお礼申し上げます。
馬術部監督 吉田和正