萩原理裕(ブライトタイム号)7位入賞
「第35回全日本ジュニア障害馬術大会2011」が、山梨県馬術競技場(小淵沢)において平成23年8月4日(木)~7日(日)まで開催されました。
この競技会はチルドレンライダー(満10才~満16才)、ジュニアーライダー(満14才~満18才)、ヤングライダー(満16才~22才)の3部門からなり将来の日本オリンピック馬術選手育成の目的で開催され、日本の若いトップライダーが一同に集まる大会です。
全参加頭数は220頭以内でH22年7月5日~H23年7月3日までに開催される公認競技会の認定種目に2大会・3回以上完走実績がある同一人馬と限られております。
我が馬術部では、萩原理裕(3回生)・ブライトタイム号、宇賀神沙夜(1回生)・翔如合が出場権利を取得しており、今大会は萩原理裕・ブライトタイム号が出場いたしました。
今回のヤングライダー障害飛越競技には全国から49人馬がエントリーをしております。
初日は、標準中障害B(H130、W150、水濠350㎝以内)で行われ、減点0の選手が18人馬と大変レベルの高い競技となり、萩原選手は障害1落下、タイム減点1、総減点5の31位で初日を何とかクリアー致しました。人馬共に上り調子のため、明日に期待が掛かります。
2日目はスピード&ハンディネス中障害B(H125、W150、水濠、15障害以内)。この競技方法は、総タイムにより順位が決められます。そして、1日目・2日目のトータル順位点の合計点の少ない各上位60%(31人馬)の選手が3日目のファイナル選手権障害の出場権が得られるため、2日目の順位が大変重要になります。萩原選手は、初日の順位を一つでも上げるべく、またファイナル出場権取得に向け2日目に臨み結果、障害減点0、総タイム80.22秒で20位に付け3日目のファイナルに駒を進めることになりました。
3日目はヤングライダー障害飛越選手権(H135、W150,水濠、13障害以内、JO)31人馬がファイナル競技に出場、萩原選手・ブライトタイム号は出場順位7番目、弥が上にも緊張が高まります。競技が3日間ということもあり、人馬の疲れはあると思われますが、難コースにも拘らずペース配分も良く何とか1落下、タイム減点1、総減点5でゴールをいたしました。前日からの上位選手が次々と崩れ結果、減点0は2人馬というハイレベルの戦いとなり減点を最小限に抑えられた結果10位まで表彰で7位入賞をすることが出来ました。
今競技会において大学馬術部の出場が49頭の内、23頭が大学馬術部からのエントリーということで例年にはなく多い出場頭数でした。また入賞の10頭の内、7頭が大学馬術部という結果は、大学馬術部の個人レベルの高さを表しているといえます。11月に関西で行われます全日本学生馬術競技会が益々熱くなるものと思われます。
今回は障害競技の結果ですが、全日本学生では障害飛越・馬場馬術・総合馬術の3競技で争われます。他の競技においても同様に調整を図り個人並びに団体入賞をするべく万全を期したいと考えております。
2011年8月8日
立命館大学馬術部監督 吉田 和正
順位 | 選手名 | 馬匹名 | 所属 | 走行タイム | タイム減点 | 障害減点 | 総減点 |
1 | 畠山 聖 | エキサイト | 早稲田大学 | 69.12 | 0 | 0 | 0 |
2 | 井上駒美子 | ラナシュン | 北総乗馬クラブ | 70.40 | 0 | 0 | 0 |
3 | 山田 晃嗣 | カルビノZ | 関西大学 | 71.11 | 1 | 0 | 1 |
4 | 萬波 至甫 | ローラレット | 関西大学 | 73.17 | 1 | 0 | 0 |
5 | 松波 智香 | ドリームタイムロード | 同志社大学 | 66.77 | 0 | 4 | 4 |
6 | 上原 佑紀 | 桜 飛 | 日本大学 | 70.35 | 0 | 4 | 4 |
7 | 萩原 理裕 | ブライトタイム | 立命館大学 | 71.19 | 1 | 4 | 5 |
8 | 林 友理 | テレキシオ | 北総乗馬クラブ | 71.19 | 1 | 4 | 5 |
9 | 吉田 学人 | 明 幸 | 明治大学 | 77.40 | 2 | 4 | 6 |
10 | 西塚 愛由美 | ブリックス | 駿ホースクラブ | 64.12 | 0 | 8 | 8 |